119B044|第119回 歯科医師国家試験 過去問
50 歳の男性。下顎右側第二大臼歯欠損による咀嚼困難を主訴として来院した。 診察の結果、インプラント義歯を製作することとした。印象採得後に印象用コーピ ングをインプラントから撤去した後の口腔内写真(別冊No. 11A)、撤去した印象用 コーピングの写真(別冊No. 11B)及び口腔内から撤去した印象体の写真(別冊 No. 11C)を別に示す。 次に行うのはどれか。1 つ選べ。

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正解: e
正答
e
この問題のポイント
印象用コーピングを口腔内から個別に外すクローズドトレー法では、次に 印象用コーピングとインプラントアナログを連結し、その後印象内へ正確に戻します。
解説
インプラント印象では、インプラント体の位置と方向を作業用模型へ正確に再現する必要があります。クローズドトレー法では、印象撤去後もコーピングは口腔内に残るため、コーピングを外してアナログと連結し、印象内の陰型へ再装着します。その後、必要に応じて歯肉形態を再現し、模型材を注入します。
連結部に緩みがあると模型上のインプラント位置がずれるため、適合とスクリュー締結を確認します。
画像の確認
実画像Aではインプラントから印象用コーピングを外した状態、Bでは撤去したコーピング、Cではコーピング位置の陰型を含む印象体が示されている。まずコーピングとインプラントアナログを連結し、その一体を印象内へ正確に復位してから作業模型を製作する。
選択肢の確認
a.石膏の注入
この時点で行う処置ではありません。
石膏の注入はコーピングとアナログを印象内へ正確に復位した後に行います。
b.ダウエルピンの設置
この時点で行う処置ではありません。
ダウエルピンは可撤式模型などで用いますが、コーピング撤去直後の操作ではありません。
c.ガム用シリコーンゴムの注入
この時点で行う処置ではありません。
ガム用シリコーンゴムは歯肉形態の再現に使用することがありますが、まずコーピングとアナログを連結します。
d.印象用コーピングの印象への挿入
この時点で行う処置ではありません。
印象用コーピングの印象への挿入は、インプラントアナログを連結した後に行います。
e.印象用コーピングとインプラントアナログの連結
正答。次に行います。
撤去した印象用コーピングへインプラントアナログを連結し、口腔内のインプラント位置を模型へ移します。
覚えるポイント
- クローズドトレー法ではコーピングを口腔内から外します。
- まずコーピングとアナログを連結します。
- その後、印象内へ正確に復位して模型材を注入します。