119A060第119回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯科補綴学

64 歳の男性。上顎多数歯欠損による咀嚼困難を主訴として来院した。診察の結 果、上顎にインプラント義歯を製作することとした。プロビジョナルレストレー ションを撤去した後(別冊No. 18A)、ある装置を試適時(別冊No. 18B)の口腔内写 真を別に示す。 この操作過程で必要なのはどれか。2 つ選べ。

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2つ選択
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正解: a・d

正答

a、d

この問題のポイント

インプラント上部構造やフレームワークの試適では、固定のための補綴用スクリューと咬合確認のための咬合紙が必要です。

解説

プロビジョナルレストレーション撤去後に上部構造を試適する際は、インプラントまたはアバットメントへ補綴用スクリューで適切に固定し、受動的適合、隣接関係、咬合接触を確認します。

咬合紙は咬頭嵌合位および偏心運動時の接触を確認するために用います。試適段階では仮着セメントや切断用ディスクを必ず用いるわけではありません。

画像の確認

実画像Aでは上顎に複数のインプラントアバットメントが露出し、Bでは白色の試適用装置を各インプラントへ装着している。試適時には補綴用スクリューで確実に固定し、咬合紙で対合歯との接触を確認する。

選択肢の確認

a.咬合紙
正しい。
咬合紙で上部構造の咬合接触を確認し、早期接触や過大な側方接触を調整します。

b.仮着セメント
誤り。
スクリュー固定式の試適では仮着セメントを用いません。セメント固定式でも、写真の操作で必要な器材としては選択されていません。

c.バイトワックス
誤り。
バイトワックスは顎間関係記録などに用いますが、完成に近い上部構造の試適で必須の器材ではありません。

d.補綴用スクリュー
正しい。
補綴用スクリューで上部構造・フレームワークをインプラントへ固定して適合を確認します。

e.ダイヤモンドディスク
誤り。
ダイヤモンドディスクは切断・形態修正に用いますが、通常の試適操作に必須ではありません。

覚えるポイント

  • インプラント上部構造の試適には補綴用スクリューを用います。
  • 適合確認後に咬合紙で接触を確認します。
  • 受動的適合、隣接接触、咬合、清掃性を順に評価します。

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