119A058|第119回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯科補綴学
ブリッジのフレームワークの写真(別冊No. 17)を別に示す。 このフレームワークで正しいのはどれか。3 つ選べ。

3つ選択
解答・解説を見る
正解: a・b・e
正答
a、b、e
この問題のポイント
写真のフレームワークは、デジタル設計後に切削し、焼結して完成させるジルコニア系CAD/CAMフレームワークとして整理します。
解説
ジルコニアフレームワークは、光学印象または模型スキャンで得たデータを用いてCAD設計し、半焼結体のブロックをCAMで切削します。その後、最終焼結によって強度と寸法を得ます。焼結収縮を見込んで拡大切削されます。
一体切削で製作するため、金属フレームワークのようなろう付けは通常行いません。前装する場合は陶材を用いるのが基本で、レジン前装を示す選択肢とは異なります。
画像の確認
実画像では金属色を示さない白色の三ユニットブリッジフレームが一体で形成され、ろう付け部はない。形態からCAD/CAMによるジルコニアフレームであり、光学印象データから設計し、ブロックの切削加工後に焼結して製作する。
選択肢の確認
a.焼結して製作する。
正しい。
切削後のジルコニアフレームワークは高温で焼結し、緻密化させて最終強度を得ます。
b.切削加工によって製作する。
正しい。
CADデータに基づき、ミリングマシンでジルコニアブロックを切削加工して製作します。
c.ろう付けによって連結する。
誤り。
フレームワークは一体で切削されるため、金属フレームのようにろう付けで連結するものではありません。
d.前装材料としてレジンを使用する。
誤り。
ジルコニアフレームへの代表的な前装材料は歯科用陶材です。設問のフレームワークをレジン前装とする説明は適切ではありません。
e.光学印象で得られたデータから設計する。
正しい。
口腔内スキャナなどの光学印象データから補綴装置をCAD設計できます。
覚えるポイント
- ジルコニアはスキャン → CAD設計 → 切削 → 焼結です。
- 焼結収縮を見込んで切削します。
- 一体切削のため、ろう付けで連結しません。