119A080第119回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯科補綴学

インプラントのオッセオインテグレーション獲得に対するリスクファクターはど れか。3 つ選べ。

3つ選択
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正解: a・c・e

正答

a、c、e

この問題のポイント

オッセオインテグレーションの獲得には、良好な創傷治癒とインプラント体の初期安定が必要です。喫煙、糖尿病、ブラキシズムはこれらを損なうリスクになります。

解説

オッセオインテグレーションとは、インプラント体表面と生きた骨が軟組織を介さず直接接触する状態です。獲得には感染がなく、血流が保たれ、治癒期間中の過大な微小動揺を避けることが必要です。

喫煙は末梢循環と免疫応答を障害し、糖尿病、とくに血糖管理不良は感染と治癒遅延を増やします。ブラキシズムは過大な反復荷重を与え、初期固定が不十分な時期には界面の微小動揺を生じさせます。全身疾患は病名だけでなく、コントロール状態を評価します。

選択肢の確認

a.喫 煙
正しい。
喫煙は血管収縮、組織酸素化低下、免疫機能低下などにより創傷治癒と骨結合を妨げ、インプラント失敗リスクを高めます。

b.高血圧
誤り。
高血圧は周術期管理上の重要事項ですが、適切に管理された高血圧そのものはオッセオインテグレーション獲得の代表的な直接リスクファクターではありません。

c.糖尿病
正しい。
糖尿病、とくに血糖管理不良では感染リスクと治癒遅延が増加し、骨結合獲得に不利となります。HbA1cなどで管理状態を確認します。

d.出血性素因
誤り。
出血性素因は手術時の止血管理に影響しますが、それ自体をオッセオインテグレーション獲得の代表的な生物学的リスクとするものではありません。

e.ブラキシズム
正しい。
ブラキシズムによる過大な反復荷重は、治癒期の微小動揺や骨結合後の過負荷を生じ、失敗や合併症のリスクになります。

覚えるポイント

  • 骨結合には血流、感染制御、初期固定、適切な荷重管理が必要です。
  • 喫煙と血糖管理不良は創傷治癒を妨げます。
  • ブラキシズムは機械的過負荷のリスクです。
  • 高血圧と出血性素因は周術期管理事項ですが、骨結合リスクと区別します。

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