116D034|第116回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯科補綴学
インプラントオーバーデンチャーに用いる維持装置のうち、バーアタッチメント と比較した磁性アタッチメントの利点はどれか。3 つ選べ。
3つ選択
解答・解説を見る
正解: a・b・d
正答
a、b、d
この問題のポイント
磁性アタッチメントは、キーパーと磁石の吸引力を利用する小型の維持装置です。
解説
バーアタッチメントは複数インプラントを連結して一次固定効果を得やすい一方、バー下の清掃空間が複雑になります。磁性アタッチメントは個々に設置でき、構造が比較的単純で清掃性が良く、小スペースに設置しやすい利点があります。
磁力による維持は機械的摩擦による部品摩耗の影響が比較的小さく、維持力が安定しやすい一方、側方力への抵抗やインプラント間の一次固定はバーより劣ります。
選択肢の確認
a.良好な清掃性
正しい。独立した小型装置でバー下の複雑な清掃部位がなく、良好な清掃性を得やすいです。
b.維持力の恒常性
正しい。磁力を利用するため摩擦性部品の摩耗による変化が少なく、維持力が比較的安定します。
c.一次固定の効果
誤り。インプラントを連結する一次固定効果はバーアタッチメントの利点です。
d.小スペースでの設置
正しい。磁性アタッチメントは垂直的スペースが限られる場合にも設置しやすいです。
e.側方力への大きな抵抗性
誤り。磁性アタッチメントは側方力を逃がしやすく、側方力へ大きく抵抗することが利点ではありません。
覚えるポイント
- 磁性アタッチメントは清掃性と省スペース性に優れます。
- バーはインプラント間の連結・一次固定に優れます。
- 磁性装置は側方力を逃がす設計です。