116B054|第116回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯科補綴学
印象採得時における嘔吐反射への対応はどれか。3 つ選べ。
3つ選択
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正解: b・c・d
正答
b、c、d
この問題のポイント
嘔吐反射には心理的要因と咽頭部の知覚刺激が関与するため、段階的に対応します。
解説
印象採得時の嘔吐反射には、説明と声かけによる不安軽減、嘔吐反射誘発部位への表面麻酔、重度例での静脈内鎮静が有効です。患者をやや前傾させ、鼻呼吸を促し、印象材量とトレー後縁を適切に調整することも重要です。
選択肢の確認
a.口呼吸
誤り。
口呼吸は口腔内操作を妨げ、嘔吐反射を誘発しやすくなることがあります。基本は落ち着いた鼻呼吸を促します。
b.表面麻酔
正しい。
軟口蓋や咽頭部の知覚刺激を弱める表面麻酔は、適応を選べば嘔吐反射を軽減できます。
c.不安軽減
正しい。
不安や予期反応は嘔吐反射を増強するため、十分な説明、休憩、段階的練習などで不安を軽減します。
d.静脈内鎮静
正しい。
強い嘔吐反射で通常の方法が困難な場合、全身状態を評価したうえで静脈内鎮静を選択できます。
e.頭部後傾姿勢
誤り。
頭部を後傾すると印象材が咽頭側へ流れやすくなり、嘔吐反射や誤嚥リスクを高めます。
覚えるポイント
- 嘔吐反射には不安軽減、表面麻酔、必要時の鎮静。
- 鼻呼吸と軽い前傾姿勢を促す。
- 印象材の過量とトレー後縁の過長を避ける。