R06A78|令和6年度 准看護師試験 過去問
成人看護呼吸器看護呼吸器疾患患者の看護
CO2 ナルコーシスについて、正しいのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、CO2ナルコーシスの病態と観察が問われています。
CO2ナルコーシスでは、二酸化炭素が体内に蓄積し、意識障害をきたすことがあります。
解説
CO2ナルコーシスは、換気が不十分になり、血液中の二酸化炭素濃度が上昇して起こる状態です。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)などで慢性的に二酸化炭素が貯留している患者では、高濃度酸素投与などをきっかけに換気が低下し、CO2ナルコーシスを起こすことがあります。
症状として、頭痛、傾眠、意識レベル低下、呼吸抑制、顔面紅潮などがみられます。病態としては呼吸性アシドーシスをきたします。
パルスオキシメーターは酸素飽和度を示すものであり、二酸化炭素濃度は判断できません。CO2貯留の評価には、動脈血ガス分析などが必要です。
報告が必要なサイン
傾眠、意識障害、呼吸数低下、呼吸が浅い、頭痛、SpO2の変化がある場合は、CO2ナルコーシスを疑い速やかに報告します。
選択肢の確認
1.意識障害をきたす。
正しい。
CO2が体内に蓄積すると中枢神経に影響し、傾眠や意識障害をきたすことがあります。
2.呼吸性アルカローシスをきたす。
誤り。
CO2ナルコーシスでは二酸化炭素が蓄積するため、呼吸性アシドーシスをきたします。呼吸性アルカローシスではありません。
3.過換気状態がみられる。
誤り。
CO2ナルコーシスでは換気不足が問題になります。過換気ではなく、低換気や呼吸抑制に注意します。
4.パルスオキシメーターの値で判断する。
誤り。
パルスオキシメーターでは酸素飽和度は確認できますが、CO2濃度は判断できません。必要時は動脈血ガス分析で評価します。
覚えるポイント
- CO2ナルコーシスでは意識障害をきたします。
- 病態は呼吸性アシドーシスです。
- 過換気ではなく低換気が問題です。
- SpO2だけではCO2貯留は判断できません。