R07A78|令和7年度 准看護師試験 過去問
成人看護呼吸器看護呼吸器疾患患者の看護
突発する胸痛とともに呼吸困難がみられるのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、突発する胸痛と呼吸困難をきたす代表的な疾患が問われています。
急に起こる胸痛と呼吸困難では、気胸、肺塞栓、急性冠症候群など緊急性の高い疾患を考える必要があります。この問題では、選択肢の中で最も典型的なのは気胸です。
解説
気胸は、肺から空気が漏れて胸腔内にたまり、肺がしぼむ状態です。突然の胸痛、呼吸困難、咳嗽などがみられます。片側の胸痛として出ることもあります。
気胸が進行し、胸腔内圧が高くなると、緊張性気胸となり、血圧低下、頻脈、チアノーゼ、意識障害などを起こす危険があります。これは救急対応が必要な状態です。
肺結核は慢性的な咳、痰、微熱、寝汗、体重減少などが中心です。気管支喘息は発作性の喘鳴と呼吸困難が特徴で、COPDは長期の喫煙歴などを背景に慢性的な労作時呼吸困難や咳痰がみられます。
報告が必要なサイン
突然の胸痛、急な呼吸困難、SpO2低下、チアノーゼ、血圧低下、冷汗、意識状態の変化があれば、速やかに看護師や医師に報告します。
選択肢の確認
1.気胸
適切である。
気胸では、肺がしぼむことで突然の胸痛と呼吸困難がみられます。選択肢の中で、この症状に最も合う疾患です。
2.肺結核
誤り。
肺結核では、咳嗽、喀痰、微熱、寝汗、体重減少などが比較的ゆっくり現れることが多いです。突発する胸痛と呼吸困難の典型ではありません。
3.気管支喘息
誤り。
気管支喘息では、発作性の呼吸困難、喘鳴、咳がみられます。胸部圧迫感を伴うことはありますが、突発する胸痛と呼吸困難の組み合わせとして最も典型的なのは気胸です。
4.慢性閉塞性肺疾患(COPD)
誤り。
COPDでは、慢性的な咳嗽、喀痰、労作時呼吸困難がみられます。急に起こる胸痛と呼吸困難の典型ではありません。
覚えるポイント
- 気胸は、肺がしぼむことで突然の胸痛と呼吸困難を起こす。
- 緊張性気胸では、血圧低下、頻脈、チアノーゼ、意識障害に注意する。
- 肺結核は、慢性的な咳、痰、微熱、寝汗、体重減少が特徴である。
- 気管支喘息は、喘鳴を伴う発作性呼吸困難が特徴である。
- COPDは、慢性の咳痰と労作時呼吸困難が特徴である。