R06A77|令和6年度 准看護師試験 過去問
基礎看護技術終末期・死後のケア終末期患者の全人的苦痛
成人の終末期における看護について、適切なのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、終末期看護とトータルペインが問われています。
終末期の苦痛は、身体的な痛みだけでなく、精神的、社会的、スピリチュアルな苦痛を含めてとらえます。
解説
終末期にある患者は、疼痛、呼吸困難、倦怠感などの身体的苦痛だけでなく、不安、恐怖、孤独、家族への心配、経済的問題、人生の意味への問いなど、さまざまな苦痛を抱えることがあります。
これらを総合して考える視点がトータルペインです。
看護では、痛みを我慢させるのではなく、患者の訴えを丁寧に聴き、苦痛の緩和につなげます。また、家族の希望も大切ですが、患者本人の意思、尊厳、価値観を中心に支援します。
終末期看護のポイント
患者が大切にしたいこと、会いたい人、過ごしたい場所、不安に思っていることを確認します。看護師、医師、薬剤師、心理職、家族などと連携して苦痛の緩和を支えます。
選択肢の確認
1.痛みはできるだけ我慢するよう伝える。
誤り。
終末期では痛みを我慢させるのではなく、苦痛を緩和することが重要です。痛みの程度、部位、性質、持続時間を観察し、必要時は報告します。
2.患者より家族の願いを尊重する。
誤り。
家族の思いも大切ですが、基本は患者本人の意思と尊厳を尊重します。本人の希望を確認しながら支援します。
3.患者の苦しみをトータルペインの視点でとらえる。
適切である。
終末期の苦痛を、身体的、精神的、社会的、スピリチュアルな側面から総合的にとらえることが大切です。
4.面会を制限し周囲との接触を避ける。
誤り。
感染対策など必要な場合を除き、患者が望む人との関わりは大切です。孤立させるのではなく、安心できる関係を支えます。
覚えるポイント
- 終末期の苦痛はトータルペインでとらえます。
- 痛みは我慢させず、緩和を目指します。
- 患者本人の意思と尊厳を尊重します。
- 家族支援も行いながら、多職種で支えます。