119D087|第119回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
骨形成能を有する骨移植材はどれか。1 つ選べ。
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正解: b
正答
b
この問題のポイント
自家骨には生きた骨芽細胞・骨前駆細胞が含まれ、移植床で新たに骨を形成する骨形成能を有します。
解説
骨移植材の作用は、骨形成、骨誘導、骨伝導で整理します。
- 骨形成:移植材中の生きた細胞が骨を作る
- 骨誘導:未分化細胞を骨形成細胞へ分化させる
- 骨伝導:新生骨が侵入する足場となる
自家骨は患者自身から採取するため、骨形成能に加えて骨誘導能・骨伝導能も期待できます。一方、採取部位の侵襲と採取量の制限があります。人工骨や異種骨は主として骨伝導性材料として用います。
選択肢の確認
a.異種骨
誤り。
異種骨は主に骨伝導性の足場として働き、生きた患者由来骨形成細胞を含まないため骨形成能はありません。
b.自家骨
正しい。
自家骨は生きた骨芽細胞・骨前駆細胞を含み、骨形成能を有します。
c.炭酸アパタイト
誤り。
炭酸アパタイトは人工骨補填材として主に骨伝導性を示します。
d.リン酸三カルシウム
誤り。
リン酸三カルシウムは吸収性の骨補填材で、主に骨伝導性を示します。
e.ハイドロキシアパタイト
誤り。
ハイドロキシアパタイトは骨伝導性を持つ人工骨材料ですが、単独で骨形成能を持つわけではありません。
覚えるポイント
- 骨形成能を持つ代表は自家骨です。
- 骨形成・骨誘導・骨伝導を区別します。
- 人工骨は主に新生骨の足場として働きます。