119A021|第119回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
咽頭期に生じる誤嚥を検出できるのはどれか。1 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: c
正答
c
この問題のポイント
咽頭期の食塊移動と誤嚥を連続的に観察するには嚥下造影検査が適しています。
解説
嚥下造影検査では造影剤を含む検査食を嚥下させ、口腔期から咽頭期、食道入口部までを側面・正面から動画で観察します。喉頭侵入や誤嚥が、嚥下反射の前・最中・後のどの時点で起きたかを評価できます。
嚥下内視鏡検査も咽頭残留や誤嚥の評価に有用ですが、嚥下反射中は咽頭収縮により視野が白くなるホワイトアウトが起こり、嚥下の瞬間を直接連続観察できません。
選択肢の確認
a.EAT-10
誤り。
EAT-10は嚥下障害の自覚症状を評価する質問票で、誤嚥を直接観察する検査ではありません。
b.咳テスト
誤り。
咳テストは不顕性誤嚥のスクリーニングに用いますが、咽頭期の食塊動態や誤嚥時点を画像で確認できません。
c.嚥下造影検査
正しい。
嚥下造影検査は咽頭期を動画で観察し、嚥下前・嚥下中・嚥下後の誤嚥を検出できます。
d.嚥下内視鏡検査
誤り。
嚥下内視鏡検査は有用ですが、嚥下の瞬間はホワイトアウトとなるため、咽頭期の誤嚥を連続的に直接観察する点では嚥下造影検査が優れます。
e.高解像度マノメトリ検査
誤り。
高解像度マノメトリ検査は咽頭・食道の圧変化を測定しますが、誤嚥そのものを画像で検出する検査ではありません。
覚えるポイント
- 嚥下造影検査は嚥下運動と誤嚥時点を連続評価できます。
- 嚥下内視鏡検査では嚥下瞬間にホワイトアウトが生じます。
- 質問票とスクリーニング検査、精密画像検査を区別します。