119C082|第119回 歯科医師国家試験 過去問
社会歯科公衆衛生・予防歯科
歯髄保存療法と使用する材料・医薬品の組合せで正しいのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: b・e
正答
b、e
この問題のポイント
正しい組合せは、生活断髄法―水酸化カルシウム製剤と歯髄鎮痛消炎療法―酸化亜鉛ユージノールセメントです。
解説
生活断髄法では炎症のある冠部歯髄を除去し、健全な根部歯髄を保存するため、水酸化カルシウム製剤やMTA系材料などを用います。水酸化カルシウムは高いpHにより硬組織形成を促します。
歯髄鎮痛消炎療法では、ユージノールの鎮静作用を利用した酸化亜鉛ユージノールセメントを暫間的に用いることがあります。
選択肢の確認
a.間接覆髄法 MTA セメント
誤り。
MTAセメントは直接覆髄や生活断髄など露髄部への適応が中心で、間接覆髄法との代表的組合せではありません。
b.生活断髄法 水酸化カルシウム製剤
正しい。
生活断髄後の歯髄創面に水酸化カルシウム製剤を用い、根部歯髄の保存と硬組織形成を図ります。
c.直接覆髄法 タンニン・フッ化物合剤配合 ポリカルボキシレートセメント
誤り。
タンニン・フッ化物合剤配合ポリカルボキシレートセメントは直接覆髄材として用いる組合せではありません。
d.暫間的間接覆髄法 テトラサイクリン塩酸塩
誤り。
暫間的間接覆髄法では感染象牙質を段階的に管理しますが、テトラサイクリン塩酸塩を標準材料として用いません。
e.歯髄鎮痛消炎療法 酸化亜鉛ユージノールセメント
正しい。
酸化亜鉛ユージノールセメントの鎮静作用を利用して歯髄の疼痛・炎症を一時的に軽減します。
覚えるポイント
- 生活断髄では根部生活歯髄を保存します。
- 水酸化カルシウムは硬組織形成を促します。
- ユージノールには鎮静作用があります。