119A035|第119回 歯科医師国家試験 過去問
社会歯科公衆衛生・予防歯科
フッ化物歯面塗布法で正しいのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: a・e
正答
a、e
この問題のポイント
フッ化物歯面塗布は歯科専門職が行うプロフェッショナルケアで、簡易防湿下に実施し、低年齢児にも適応できます。
解説
フッ化物歯面塗布では、歯面を清掃し、唾液による希釈を防ぐためロールワッテなどで簡易防湿して薬剤を塗布します。萌出直後の歯やう蝕リスクの高い小児で有用です。
塗布後は薬剤を歯面にとどめるため、直ちに洗口させません。通常のフッ化ナトリウム製剤は歯質を黒変させず、黒変はフッ化ジアンミン銀と混同しやすい点です。
選択肢の確認
a.簡易防湿後に実施する。
正しい。
唾液による希釈や薬剤流出を防ぐため、簡易防湿後にフッ化物を歯面へ塗布します。
b.セルフケアとして実施する。
誤り。
高濃度フッ化物歯面塗布は歯科専門職が行うプロフェッショナルケアです。日常のセルフケアはフッ化物配合歯磨剤などです。
c.塗布後直ちに洗口を指示する。
誤り。
塗布後直ちに洗口すると薬剤が除去されるため、すぐの洗口は指示しません。
d.塗布後の歯質に着色を生じる。
誤り。
一般的なフッ化物歯面塗布で歯質が黒変するわけではありません。齲蝕部を黒変させるのはフッ化ジアンミン銀です。
e.4 歳未満の低年齢児に実施できる。
正しい。
フッ化物歯面塗布は低年齢児にも実施可能で、萌出歯のう蝕予防に用いられます。誤嚥防止と使用量に配慮します。
覚えるポイント
- フッ化物歯面塗布は専門職が簡易防湿下で行います。
- 塗布後に直ちに洗口させません。
- 歯質の黒変はフッ化ジアンミン銀と結び付けます。