119C059|第119回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯科補綴学
24 歳の男性。上顎前歯部の審美不良を主訴として来院した。診察の結果、上顎 右側中切歯にクラウンを製作することとした。支台歯形成後(別冊No. 19A)とコー ピング試適時の口腔内写真(別冊No. 19B)を別に示す。 この後に行うのはどれか。2 つ選べ。

2つ選択
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正解: a・d
正答
a、d
この問題のポイント
コーピング試適で適合を確認した後は、歯冠色陶材を築盛して形態・色調を作り、最終的にグレージングを行います。
解説
金属焼付陶材冠やセラミッククラウンでは、コーピングの適合を口腔内で確認した後、歯冠色陶材を築盛・焼成して歯冠形態を形成します。形態修正と色調確認後、表面を滑沢にするグレージングを行います。
CAM加工、コーピング焼成、ディギャッシングなどはコーピング試適前の製作工程です。
画像の確認
実画像Aは形成済み上顎右側中切歯、Bは金属色のない白色コーピングの試適状態で、CAD/CAM加工とコーピング焼成は完了している。次に歯冠色陶材を築盛・焼成して形態と色調を作り、最終段階でグレージングする。
選択肢の確認
a.グレージング
正しい。
歯冠色陶材の築盛・焼成と形態修正後、最終表面処理としてグレージングを行います。
b.CAM による加工
誤り。
CAMによるコーピング加工は口腔内試適より前に行う工程です。
c.コーピングの焼成
誤り。
コーピングの焼成・製作は試適前に完了しています。
d.歯冠色陶材の築盛
正しい。
コーピング適合確認後、歯冠色陶材を築盛して色調と歯冠形態を回復します。
e.ディギャッシング
誤り。
ディギャッシングは金属表面の酸化膜形成やガス除去を目的に陶材築盛前に行う工程です。
覚えるポイント
- コーピング試適後に歯冠色陶材を築盛します。
- 最終表面処理はグレージングです。
- ディギャッシングは陶材築盛前の金属処理です。