119B031|第119回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
摂食嚥下障害患者に対する誤嚥防止を目的とした治療的アプローチはどれか。 1 つ選べ。
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正解: a
正答
a
この問題のポイント
誤嚥防止を目的に嚥下機能そのものを改善する 治療的アプローチとして、声門閉鎖を強化するプッシング訓練を行います。
解説
プッシング訓練は、両手を押し合うなど上肢へ力を入れながら発声・嚥下を行い、喉頭閉鎖に関与する筋活動を促す間接訓練です。声門閉鎖不全に伴う誤嚥の軽減を目的とします。
とろみ付けや頸部前屈位は、その場の嚥下を安全にする代償的アプローチです。口腔ケアは誤嚥性肺炎の予防に重要ですが、嚥下運動を直接改善する訓練ではありません。
選択肢の確認
a.プッシング訓練
正しい。
プッシング訓練は声門閉鎖を促し、嚥下機能の改善を目指す治療的アプローチです。
b.毎食後の口腔ケア
誤り。
毎食後の口腔ケアは口腔内細菌を減らし誤嚥性肺炎リスクを低下させますが、誤嚥を直接防ぐ嚥下機能訓練ではありません。
c.液体へのとろみ付け
誤り。
液体へのとろみ付けは流速を遅くし、嚥下の安全性を高める代償的手段です。
d.頸部前屈位での食事
誤り。
頸部前屈位での食事は気道防御を補助する姿勢調整で、代償的アプローチに分類されます。
e.軟口蓋挙上装置の使用
誤り。
軟口蓋挙上装置は鼻咽腔閉鎖不全を補助する装置で、声門閉鎖不全による誤嚥への一般的治療ではありません。
覚えるポイント
- 治療的アプローチは機能改善を目指します。
- プッシング訓練は声門閉鎖を促します。
- とろみ・姿勢調整は代償的アプローチです。