118D019|第118回 歯科医師国家試験 過去問
基礎歯科医学生理・生化学・薬理
尿の生成過程で原尿からほぼすべて再吸収されるのはどれか。1 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: d
正答
d
この問題のポイント
糸球体で濾過された有用物質は尿細管で再吸収されます。正常ではアミノ酸は近位尿細管でほぼすべて再吸収されます。
解説
アミノ酸はナトリウムとの共輸送などにより近位尿細管から効率よく再吸収され、通常は尿中にほとんど排泄されません。再吸収機構が障害されるとアミノ酸尿を生じます。
尿素は一部が再吸収され、カリウムは再吸収と分泌の両方を受けます。クレアチニンはほとんど再吸収されず、一部は尿細管分泌されます。
選択肢の確認
a.K+
誤り。
K+は尿細管で再吸収される一方、遠位尿細管や集合管で分泌も受け、体内量に応じて排泄が調節されます。
b.Mg2+
誤り。
Mg2+は主にヘンレ係蹄などで再吸収されますが、ほぼすべてが再吸収される物質ではありません。
c.尿 素
誤り。
尿素は一部が再吸収され、髄質の浸透圧勾配形成にも関与します。
d.アミノ酸
正しい。
アミノ酸は正常では近位尿細管でほぼ完全に再吸収されます。
e.クレアチニン
誤り。
クレアチニンはほとんど再吸収されず、腎機能評価に利用されます。
覚えるポイント
- アミノ酸とグルコースは正常では近位尿細管でほぼ完全に再吸収されます。
- クレアチニンは再吸収されず、一部が分泌されます。
- カリウム排泄は遠位尿細管・集合管で調節されます。