119A017|第119回 歯科医師国家試験 過去問
基礎歯科医学生理・生化学・薬理
局所麻酔直後に顔面蒼白および振戦を認めた。 まず行うのはどれか。1 つ選べ。
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正解: b
正答
b
この問題のポイント
歯科治療中に急変を認めたら、原因を決めつける前に治療を中止し、まず意識の確認を行います。
解説
顔面蒼白や振戦は、血管迷走神経反射、低血糖、過換気、薬剤反応など複数の病態でみられます。初動では症状名を当てることより、患者が呼びかけに反応するかを確認し、緊急度を判断することが重要です。
意識を確認した後、応援を要請し、気道・呼吸・循環を順に評価します。心停止が確認された場合に胸骨圧迫を開始し、必要に応じて酸素投与や静脈路確保へ進みます。
全身管理上の注意点
顔面蒼白や振戦だけで原因を断定せず、意識、呼吸、脈拍、血圧、SpO2、血糖値などを必要に応じて確認します。
選択肢の確認
a.胸骨圧迫
この時点でまず行う処置ではありません。
胸骨圧迫は反応がなく、正常な呼吸や循環が認められない場合に開始します。意識確認前に一律に行うものではありません。
b.意識の確認
正答。まず行います。
呼びかけや刺激への反応を確認し、意識状態と緊急度を評価します。
c.呼吸の確認
意識確認に続いて行います。
呼吸の確認は重要ですが、まず反応の有無を確認した後、気道と呼吸を評価します。
d.脈拍の触知
意識と呼吸の評価に続いて行います。
脈拍触知は循環評価の一部ですが、最初の行動は意識確認です。
e.静脈路の確保
必要となる可能性はありますが、最初ではありません。
静脈路確保は薬剤や輸液投与のために行いますが、初期評価と生命維持処置を遅らせてはいけません。
覚えるポイント
- 急変時は治療中止 → 意識確認 → 気道・呼吸・循環の評価です。
- 病名の推定より先に生命を守る初期評価を行います。
- 心停止を確認したら胸骨圧迫とAEDを開始します。