119A038|第119回 歯科医師国家試験 過去問
基礎歯科医学生理・生化学・薬理
血液凝固過程で直接経口抗凝固薬〈DOAC〉が阻害するのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: b・c
正答
b、c
この問題のポイント
DOACには、第Xa因子阻害薬と直接トロンビン阻害薬があります。
解説
直接経口抗凝固薬〈DOAC〉は、凝固カスケードの特定因子を直接阻害します。アピキサバン、リバーロキサバン、エドキサバンなどは第Xa因子を阻害し、ダビガトランはトロンビンを直接阻害します。
歯科治療では、薬剤名、最終服用時刻、腎機能、出血リスク、処置の侵襲度を確認します。休薬を歯科医師だけで一律に指示せず、必要に応じて処方医と連携します。
選択肢の確認
a.Ⅸa 因子
誤り。
第IXa因子を直接標的とする承認DOACは一般的な分類には含まれません。
b.Ⅹa 因子
正しい。
複数のDOACは第Xa因子を直接阻害し、プロトロンビンからトロンビンへの変換を抑制します。
c.トロンビン
正しい。
ダビガトランはトロンビンを直接阻害し、フィブリン形成を抑制します。
d.フィブリノゲン
誤り。
フィブリノゲンはトロンビンによってフィブリンへ変換されますが、DOACの直接標的ではありません。
e.プロトロンビン
誤り。
DOACはプロトロンビンそのものを直接阻害する薬ではありません。
覚えるポイント
- DOACの標的は第Xa因子またはトロンビンです。
- 薬剤名から作用点を判別できるようにします。
- 歯科処置前の休薬は原疾患と出血リスクを踏まえて判断します。