119B007第119回 歯科医師国家試験 過去問

基礎歯科医学生理・生化学・薬理

病原体関連分子パターンを認識する受容体はどれか。1 つ選べ。

解答・解説を見る

正解: d

正答

d

この問題のポイント

病原体関連分子パターン〈PAMPs〉は、自然免疫のパターン認識受容体である **Toll様受容体〈TLR〉**などに認識されます。

解説

PAMPsは、リポ多糖、ペプチドグリカン、フラジェリン、ウイルス核酸など、多くの病原体に共通する保存された分子構造です。TLRは細胞膜やエンドソームに存在し、PAMPsを認識すると炎症性サイトカイン産生や抗原提示細胞の活性化を誘導します。

自然免疫は病原体の共通構造を迅速に認識します。一方、B細胞受容体とT細胞受容体は、遺伝子再構成で形成された受容体により特定の抗原を認識する獲得免疫の受容体です。

選択肢の確認

a.補体受容体
誤り。
補体受容体は補体成分が結合した病原体や免疫複合体などを認識します。PAMPsを直接認識する代表的受容体ではありません。

b.B 細胞受容体
誤り。
B細胞受容体はB細胞が特異的抗原を認識する獲得免疫の受容体です。

c.T 細胞受容体
誤り。
T細胞受容体は主要組織適合遺伝子複合体上に提示された抗原ペプチドを特異的に認識します。

d.Toll 様受容体〈TLR〉
正しい。
Toll様受容体は代表的なパターン認識受容体で、病原体関連分子パターンを認識します。

e.サイトカイン受容体
誤り。
サイトカイン受容体はサイトカインの情報を細胞内へ伝えます。病原体の共通構造を直接認識する受容体ではありません。

覚えるポイント

  • PAMPsを認識するのはパターン認識受容体です。
  • 代表はTLRです。
  • BCRとTCRは獲得免疫の抗原特異的受容体です。

関連問題

119B006119B008
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)