118C037|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯科放射線学
骨粗鬆症治療薬テリパラチドの標的分子はどれか。1 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: d
正答
d
この問題のポイント
テリパラチドは副甲状腺ホルモンの活性部位を利用した骨形成促進薬で、副甲状腺ホルモン受容体に作用します。
解説
テリパラチドはヒト副甲状腺ホルモンのN末端断片で、PTH1受容体へ結合します。間欠的に投与すると骨芽細胞系の働きを優位に高め、骨形成を促進します。
持続的な副甲状腺ホルモン作用では骨吸収が促進され得ますが、薬剤としての間欠投与では骨形成促進効果を利用します。
薬理学のポイント
骨粗鬆症薬は、骨吸収抑制薬と骨形成促進薬に分けて作用点を整理します。
選択肢の確認
a.ビタミンD 受容体
誤り。ビタミンD受容体は活性型ビタミンD製剤の標的で、腸管からのカルシウム吸収などに関与します。
b.エストロゲン受容体
誤り。エストロゲン受容体は選択的エストロゲン受容体モジュレーターなどの標的です。
c.カルシトニン受容体
誤り。カルシトニン受容体はカルシトニンの標的で、破骨細胞機能を抑制します。
d.副甲状腺ホルモン受容体
正しい。テリパラチドはPTH1受容体、すなわち副甲状腺ホルモン受容体へ作用します。
e.RANK〈receptor activator of NF-κB〉
誤り。RANKは破骨細胞前駆細胞に発現し、RANKLとの結合で破骨細胞分化を促します。テリパラチドの直接標的ではありません。
覚えるポイント
- テリパラチドはPTH1受容体に作用します。
- 間欠投与で骨形成を促進します。
- RANK-RANKL系は破骨細胞分化に関与します。