118C038|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯周病学
口臭恐怖症患者の特徴はどれか。2 つ選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: a・d
正答
a、d
この問題のポイント
口臭恐怖症では、客観的口臭がないかごく軽いにもかかわらず、本人が強く口臭を確信し、検査結果を受け入れにくいことがあります。
解説
口臭恐怖症は心理的口臭症の一つで、他人のしぐさを自分の口臭への反応だと解釈するなど、口臭への強い不安や確信を示します。器械測定や官能検査で病的口臭を認めなくても、説明に納得できず、複数医療機関を受診することがあります。
対応では訴えを一方的に否定せず、標準化した検査結果を丁寧に共有し、必要に応じて心身医学・精神科領域と連携します。
医療面接のポイント
「口臭はない」と断定して終わるのではなく、患者の苦痛と生活への影響を確認します。
選択肢の確認
a.自身の口臭を訴える。
正しい。口臭恐怖症では、客観的所見が乏しくても本人が自身の口臭を強く訴えます。
b.代謝性疾患を有する。
誤り。代謝性疾患による特有の呼気臭は口腔外口臭の原因ですが、口臭恐怖症の必須特徴ではありません。
c.重度の歯周炎が認められる。
誤り。重度歯周炎は真性口臭の主要原因となり得ますが、口臭恐怖症では客観的原因が認められないことが多いです。
d.口臭検査結果の説明に対する理解が得られにくい。
正しい。検査で口臭が否定されても説明を受け入れにくく、口臭への確信が持続することがあります。
e.呼気中に認知閾値以上の揮発性硫黄化合物が検出される。
誤り。認知閾値以上の揮発性硫黄化合物が検出されるなら、客観的な口腔内口臭を支持します。口臭恐怖症の典型ではありません。
覚えるポイント
- 口臭恐怖症では本人の訴えが強い一方、客観的口臭は乏しいことがあります。
- 検査結果への理解が得られにくいことがあります。
- 訴えを否定せず、必要に応じて専門科と連携します。