118C021|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
生体活性を有する生体材料はどれか。1 つ選べ。
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正解: d
正答
d
この問題のポイント
生体活性材料は、体液と反応して表面に骨類似アパタイトを形成するなど、生体組織と積極的に結合する材料です。
解説
炭酸アパタイトは生体骨の無機成分に近い組成をもち、骨伝導性を示します。体内で骨組織に置換され得る生体活性セラミックスとして、骨補填材などに用いられます。
一方、チタンやジルコニアは高い生体適合性をもちますが、材料分類では一般に生体不活性または生体寛容材料として扱われます。生体適合性が高いことと、生体活性を有することは同義ではありません。
ひっかけポイント
「体内で安定している」と「組織と積極的に反応して結合する」を区別します。
選択肢の確認
a.チタン
誤り。チタンは表面酸化膜により高い耐食性と生体適合性を示しますが、選択肢中で代表的な生体活性材料は炭酸アパタイトです。
b.ジルコニア
誤り。ジルコニアは高強度セラミックスで、生体適合性に優れますが、一般に生体不活性材料として扱われます。
c.ステンレス鋼
誤り。ステンレス鋼は金属製医療材料ですが、組織と化学的に結合する生体活性材料ではありません。
d.炭酸アパタイト
正しい。炭酸アパタイトは骨の無機成分に近く、骨伝導性を示す生体活性材料です。
e.ポリテトラフルオロエチレン
誤り。ポリテトラフルオロエチレンは化学的に安定な高分子材料で、膜材料などに用いられますが、生体活性材料ではありません。
覚えるポイント
- 炭酸アパタイトは骨伝導性を示す生体活性材料です。
- チタンとジルコニアは生体適合性が高い材料です。
- 生体適合性と生体活性は同義ではありません。