118C022第118回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯周病学

歯周ポケット内で運動するのはどれか。1 つ選べ。

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正解: a

正答

a

この問題のポイント

歯周病原細菌の形態と運動性を対応させます。スピロヘータであるTreponema denticolaは運動性を有します。

解説

Treponema denticolaは細長いらせん状のグラム陰性嫌気性菌で、細胞内の軸糸により活発に運動します。深い歯周ポケットに存在し、Porphyromonas gingivalis、Tannerella forsythiaとともにred complexに含まれます。

歯周ポケット内のスピロヘータ増加は、活動性の高い歯周炎と関連します。他の選択肢も重要な歯周病関連菌ですが、Treponemaのような特徴的運動性を示しません。

微生物学のポイント
Treponemaはスピロヘータ、Fusobacteriumは紡錘状桿菌という形態も合わせて覚えます。

選択肢の確認

a.Treponema denticola
正しい。Treponema denticolaは軸糸をもつスピロヘータで、歯周ポケット内を運動します。

b.Tannerella forsythia
誤り。Tannerella forsythiaは重要な歯周病原細菌ですが、Treponemaのような運動性をもつスピロヘータではありません。

c.Prevotella intermedia
誤り。Prevotella intermediaは黒色色素産生性の嫌気性桿菌で、特徴的な運動性を示しません。

d.Fusobacterium nucleatum
誤り。Fusobacterium nucleatumは紡錘状の嫌気性桿菌で、バイオフィルム形成の橋渡し菌として重要ですが、運動性菌ではありません。

e.Porphyromonas gingivalis
誤り。Porphyromonas gingivalisは黒色色素産生性嫌気性桿菌で、red complexに含まれますが、運動性はありません。

覚えるポイント

  • Treponema denticolaは運動性をもつスピロヘータです。
  • red complexはP. gingivalis、T. forsythia、T. denticolaです。
  • F. nucleatumはバイオフィルムの橋渡し菌です。

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