118C020第118回 歯科医師国家試験 過去問

基礎歯科医学口腔解剖・組織・発生

象牙質への擦過刺激による痛みの発現に関与する神経線維はどれか。1 つ選べ。

118C020の問題画像
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正解: c

正答

c

この問題のポイント

象牙質擦過時の鋭く一過性の痛みは、歯髄辺縁部に分布するAδ線維が主に伝えます。図では神経線維の太さと髄鞘の有無を確認します。

解説

象牙細管内液が移動すると、歯髄・象牙境付近の神経終末が刺激されます。これが動水力学説です。擦過、冷刺激、乾燥などで生じる鋭く短い痛みは、有髄で伝導速度の速いAδ線維が中心です。

無髄のC線維は歯髄深部に多く、炎症時の鈍い持続痛や拍動痛に関与します。

画像の確認

実画像では、選択肢aからeにAα、Aβ、Aδ、B、Cの各神経線維が順に示され、選択肢cがAδ線維であることを確認できる。象牙細管内液の移動による鋭い疼痛は有髄のAδ線維が伝えるため、画像中のcが正答となる。

選択肢の確認

a.選択肢a(問題画像参照)
図選択肢です。正答条件は、象牙質擦過による鋭い痛みを伝える有髄のAδ線維です。

b.選択肢b(問題画像参照)
図選択肢です。無髄C線維を示す図であれば、主に鈍い持続痛に関与するため該当しません。

c.選択肢c(問題画像参照)
正しい。図中cがAδ線維を示します。Aδ線維は有髄で伝導が速く、象牙質擦過や冷刺激による鋭い一過性疼痛を伝えます。

d.選択肢d(問題画像参照)
図選択肢です。Aδ線維以外を示す場合、象牙質擦過痛の主な伝導線維ではありません。

e.選択肢e(問題画像参照)
図選択肢です。選択時には髄鞘と線維径を確認し、Aδ線維かを判断します。

覚えるポイント

  • 象牙質の鋭い一過性疼痛はAδ線維です。
  • 鈍い持続痛や拍動痛はC線維が中心です。
  • 象牙質知覚は動水力学説で説明されます。

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