119A002|第119回 歯科医師国家試験 過去問
基礎歯科医学口腔解剖・組織・発生
病原体が神経節に潜伏感染するのはどれか。1 つ選べ。
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正解: b
正答
b
この問題のポイント
水痘・帯状疱疹ウイルスは初感染後に知覚神経節へ潜伏し、再活性化すると帯状疱疹を起こします。
解説
帯状疱疹の病原体は水痘・帯状疱疹ウイルスです。初感染では水痘を発症し、その後ウイルスは後根神経節や脳神経の知覚神経節に潜伏します。加齢、疲労、免疫抑制などで細胞性免疫が低下すると再活性化し、支配神経の皮節に沿った疼痛と水疱を生じます。
歯科では三叉神経領域に発症すると、発疹に先行して歯痛様疼痛を訴えることがあります。片側性で神経支配に沿うことが鑑別の手掛かりです。
選択肢の確認
a.風 疹
誤り。
風疹は風疹ウイルスによる急性感染症で、知覚神経節への潜伏と再活性化を特徴としません。
b.帯状疱疹
正しい。
帯状疱疹は、知覚神経節に潜伏した水痘・帯状疱疹ウイルスが再活性化して発症します。
c.手足口病
誤り。
手足口病は主にコクサッキーウイルスやエンテロウイルスによる急性感染症で、神経節潜伏は典型的ではありません。
d.ヘルパンギーナ
誤り。
ヘルパンギーナも主にエンテロウイルスによる急性感染症で、知覚神経節に潜伏して再発する病態ではありません。
e.流行性耳下腺炎
誤り。
流行性耳下腺炎はムンプスウイルスによる急性感染症で、神経節潜伏を特徴としません。
覚えるポイント
- 水痘は初感染、帯状疱疹は潜伏ウイルスの再活性化です。
- 潜伏部位は後根神経節や三叉神経節などの知覚神経節です。
- 三叉神経領域の帯状疱疹は歯痛と紛らわしいことがあります。