118C011|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
成長に伴う口蓋の下方成長に最も関係するのはどれか。1 つ選べ。
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正解: e
正答
e
この問題のポイント
顎顔面の成長では、骨全体がそのまま移動するのではなく、部位ごとの骨添加と骨吸収によるリモデリングで位置が変化します。
解説
硬口蓋は成長に伴って下方へ移動します。その際、鼻腔側では骨吸収が起こり、口腔側では骨添加が起こることで、口蓋の形態を保ちながら下方へリモデリングされます。
このように、移動する方向の表面で必ず骨添加が起こるとは限りません。骨の表面ごとの添加と吸収の組合せを立体的に考えることが重要です。
成長発育のポイント
口蓋の下方移動は、鼻腔側の吸収と口腔側の添加で説明します。
選択肢の確認
a.頰骨前面の骨吸収
誤り。頰骨前面の骨吸収は上顎複合体の他の成長変化に関係しますが、口蓋の下方成長を直接説明する主要所見ではありません。
b.上顎結節の骨添加
誤り。上顎結節の骨添加は上顎歯列弓の後方への長さの増大に関係します。
c.鼻腔内壁の骨添加
誤り。硬口蓋の下方移動では、鼻腔側に骨添加ではなく骨吸収が生じます。
d.鼻骨前面の骨添加
誤り。鼻骨前面の骨添加は鼻部の成長に関係しますが、口蓋の下方成長の中心機序ではありません。
e.硬口蓋鼻腔側の骨吸収
正しい。硬口蓋の鼻腔側で骨吸収が起こり、口腔側で骨添加が起こることで口蓋は下方へ成長します。
覚えるポイント
- 硬口蓋は鼻腔側で吸収、口腔側で添加します。
- 上顎結節の骨添加は上顎歯列弓の後方成長に関係します。
- 顎顔面成長は骨添加と骨吸収の組合せで理解します。