118C010|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
デブリードマンの目的はどれか。1 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: e
正答
e
この問題のポイント
デブリードマンは創傷治癒を妨げる壊死組織、異物、感染組織などを除去し、治癒しやすい創面を作る処置です。
解説
壊死組織は血流がなく、細菌増殖の温床となり、炎症を持続させます。デブリードマンによって壊死組織や汚染物を除去すると、感染制御、肉芽形成、上皮化が進みやすくなります。
方法には外科的切除、機械的除去、自己融解を利用する方法、酵素的処置などがあります。患者の全身状態、出血リスク、創の深さを考慮して選択します。
医療安全上のポイント
生きている組織を過剰に損傷しないよう、壊死組織と健常組織の境界を確認します。
選択肢の確認
a.止 血
誤り。止血は出血を制御する処置であり、デブリードマンの主目的ではありません。
b.除 痛
誤り。壊死組織除去により疼痛が軽減することはありますが、直接の目的は創傷治癒を妨げる組織の除去です。
c.創部保護
誤り。創部保護には被覆材やドレッシングを用います。デブリードマンは保護前に創面を清浄化する処置です。
d.瘢痕除去
誤り。成熟した瘢痕を除去することが目的ではなく、壊死組織や感染組織を除去します。
e.壊死組織除去
正しい。壊死組織を除去して感染源を減らし、肉芽形成と上皮化を促すことがデブリードマンの目的です。
覚えるポイント
- デブリードマンの主目的は壊死組織除去です。
- 壊死組織は感染と炎症を持続させます。
- 除去後は創面保護と感染管理を行います。