118B046|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯科補綴学
68 歳の女性。右側での咀嚼困難を主訴として来院した。診察の結果、5 相当部 にインプラント義歯による補綴歯科治療を行うこととした。上部構造試適前の口腔 内写真(別冊No. 15A)と試適中の口腔内写真(別冊No. 15B)を別に示す。 B の操作の直前に行った処置はどれか。1 つ選べ。

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正解: d
正答
d
この問題のポイント
インプラント上部構造の試適では、構成部品を所定位置へ確実に固定してから適合や咬合を確認します。
解説
スクリュー固定式またはスクリューで保持される試適用構造では、上部構造をインプラントまたはアバットメントへ位置付け、スクリューを締結した後に適合状態を確認します。
試適後に必要に応じて隣接面、咬合、形態を調整し、最終固定へ進みます。
画像の確認
実画像では、治癒用アバットメント部へ上部構造を装着し、隣接面へフロスを通して接触状態を確かめている。この試適操作の直前に上部構造をスクリュー締結するため、正答dを支える。
選択肢の確認
a.研 磨
誤り。
研磨は形態調整や咬合調整後に表面を滑沢にする工程で、試適操作の直前に必ず行う処置ではありません。
b.咬合調整
誤り。
咬合調整は上部構造を口腔内で適切に固定し、適合を確認した後に行います。
c.セメント合着
誤り。
セメント合着はセメント固定式上部構造の最終装着時に行います。試適前に行うと撤去できなくなります。
d.スクリュー締結
正しい。
上部構造を所定位置へ安定させ、試適中の適合や咬合を評価するためにスクリューを締結します。
e.アバットメントの撤去
誤り。
アバットメントを撤去すると上部構造を正しい支持位置で試適できません。
覚えるポイント
- 上部構造は確実に固定してから適合・咬合を確認します。
- セメント合着は試適終了後の最終工程です。
- スクリュー固定ではアクセスホールと締結状態を確認します。