118B024|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯科補綴学
部分床義歯の清掃方法で適切なのはどれか。1 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: c
正答
c
この問題のポイント
部分床義歯はレジンだけでなく金属構成要素を含むことが多いため、材料を損傷しない清掃法を選びます。
解説
義歯清掃は、義歯用ブラシによる機械的清掃と、材料に適した義歯洗浄剤による化学的清掃を組み合わせます。超音波洗浄器と義歯洗浄剤の併用は、細部の付着物を除去する方法として有用です。
研磨剤入り歯磨剤はレジン表面を粗造にし、紙やすりは義歯を損傷します。塩素系漂白剤は金属の腐食や変色を起こす可能性があるため、金属床やクラスプを含む部分床義歯では避けます。
医療安全上のポイント
熱湯は義歯の変形を起こすため使用しません。洗浄剤は製品の適応材料と使用時間を確認します。
選択肢の確認
a.塩素系漂白剤の使用
誤り。
塩素系漂白剤は金属部分の腐食や変色を起こすおそれがあり、金属を含む部分床義歯には適しません。
b.研磨剤を含む歯磨剤の使用
誤り。
研磨剤を含む歯磨剤は義歯床用レジンを傷つけ、表面を粗造にしてプラークや着色を付着しやすくします。
c.超音波洗浄器と義歯洗浄剤の併用
正しい。
超音波洗浄器と義歯洗浄剤を併用すると、ブラシが届きにくい部位の付着物除去を補助できます。
d.紙やすりによる歯石様沈着物の除去
誤り。
紙やすりは義歯表面を傷つけ、適合や強度を損なう可能性があります。歯石様沈着物は歯科医療者が適切な器具で除去します。
e.化学的清掃後の義歯用ブラシによる機械的清掃
誤り。
基本はまず義歯用ブラシで大きな汚れを機械的に除去し、その後に適切な洗浄剤を用います。記載された順序を標準的な方法として選びません。
覚えるポイント
- 部分床義歯では金属腐食を起こす洗浄剤に注意します。
- 研磨剤入り歯磨剤や紙やすりは義歯を傷つけます。
- 機械的清掃と化学的清掃を適切に組み合わせます。