118A082|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
Gracey 型キュレットの操作法で正しいのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: a・d
正答
a、d
この問題のポイント
Gracey型キュレットは部位特異性をもつ片刃のキュレットです。修正執筆状把持を行い、挿入時は刃部を閉じ、作業時に適切な角度へ開きます。
解説
把持は安定性と触知感覚に優れる修正執筆状把持が基本です。ポケットへ挿入するときはフェイスを歯面へ近づけ、接触角を小さくして軟組織を傷つけないようにします。
作業時はフェイスと歯面の角度を約70~80度とし、先端側3分の1のカッティングエッジを根面へ適合させてストロークします。第1シャンクは対象歯面と平行にします。
選択肢の確認
a.ハンドルを執筆状に把持する。
正しい。
修正執筆状把持により、安定した操作と根面の触知が可能になります。
b.歯根面へのフェイスの接触角を30 度にする。
誤り。
30度は挿入時に近い閉じた角度です。歯石除去時は約70~80度に開きます。
c.第1 シャンクと歯軸のなす角度を70 度にする。
誤り。
第1シャンクは処置する歯面と平行に保ちます。70度はフェイスと歯面の作業角度に関する値です。
d.ポケット挿入時はフェイスと歯根面のなす角度を小さくする。
正しい。
刃部を閉じて挿入し、歯肉を損傷しないよう根面に沿わせます。
e.カッティングエッジ中央部を歯根面に適合してストロークする。
誤り。
Gracey型では先端側3分の1を適合させます。中央部を当てると曲面への適合が不十分になります。
覚えるポイント
- 把持は修正執筆状把持です。
- 挿入時は閉じ、作業時は約70~80度に開きます。
- 先端側3分の1を歯根面へ適合させます。