118A050第118回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯科補綴学

次の文により50、51 の問いに答えよ。 70 歳の男性。下顎部分床義歯の不適合による咀嚼困難を主訴として来院した。診 察の結果、義歯を製作することとした。作業用模型上の頰側歯槽部で検査中の写真 (別冊No. 12A)と検査に使用する器具の写真(別冊No. 12B)を別に示す。 A の操作で決定するのはどれか。2 つ選べ。

118A050の問題画像
2つ選択
解答・解説を見る

正解: a・e

正答

a、e

この問題のポイント

Aはサベイヤーを用いて模型上へサベイラインを描記する操作です。サベイラインから、鉤腕の走行とアンダーカット領域を判断します。

解説

サベイラインは、設定した着脱方向に対する歯面の最大豊隆部を結ぶ線です。線より咬合側は非アンダーカット、歯頸側はアンダーカット領域になります。

クラスプの把持腕・維持腕はサベイラインとの位置関係を考えて設計します。鉤尖の具体的位置と必要なアンダーカット量は、続いてアンダーカットゲージで確認します。

画像の確認

実画像では、サベイヤーの分析棒・描記具を模型の歯面へ接触させ、歯面と顎堤にサベイラインを記している。この操作で鉤腕の走行と利用するアンダーカット領域を決めるため、正答a・eを支える。

選択肢の確認

a.鉤腕の走行
正しい。
サベイラインを基準に、鉤腕がどの位置を通り、どこからアンダーカットへ入るかを設計します。

b.鉤尖部の位置
誤り。
鉤尖を置く具体的なアンダーカット量は、アンダーカットゲージで測定して決定します。

c.隣接面板の幅
誤り。
隣接面板の幅はガイドプレーンや義歯設計に基づいて決め、サベイライン描記だけで決定しません。

d.ビーディングの部位
誤り。
ビーディングは上顎大連結子辺縁の封鎖や明示に関係し、頰側歯面のサベイラインとは別です。

e.アンダーカットの領域
正しい。
サベイラインより歯頸側が、設定した着脱方向に対するアンダーカット領域になります。

覚えるポイント

  • サベイラインは歯面の最大豊隆部を示します。
  • 線より歯頸側がアンダーカット領域です。
  • 鉤尖の位置はアンダーカットゲージで量を確認します。

関連問題

118A049118A051
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)