118A049|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯科補綴学
無痛性の開口障害を生じるのはどれか。3 つ選べ。
3つ選択
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正解: a・b・e
正答
a、b、e
この問題のポイント
開口障害は、炎症性疼痛によるものと、骨性・機械的制限による無痛性のものに分けます。無痛性では顎関節強直症、筋突起過長症、咀嚼筋腱・腱膜過形成症が重要です。
解説
顎関節強直症は関節部の線維性・骨性癒着により下顎運動が制限されます。筋突起過長症では、過長な筋突起が頰骨弓内面へ当たり、機械的に開口が妨げられます。
咀嚼筋腱・腱膜過形成症では、咬筋や側頭筋の腱・腱膜が過形成となり、徐々に無痛性の開口制限が進みます。
選択肢の確認
a.顎関節強直症
正しい。
関節の癒着により、慢性的で無痛性の開口障害を生じます。小児では顎顔面成長への影響にも注意します。
b.筋突起過長症
正しい。
開口時に筋突起が頰骨弓へ接触するため、疼痛を伴わずに機械的開口制限を生じます。
c.顎関節リウマチ
誤り。
炎症性関節疾患で、顎関節痛、圧痛、運動時痛を伴うことがあります。無痛性開口障害の代表ではありません。
d.進行性下顎頭吸収
誤り。
下顎頭の吸収により下顎後退、前歯部開咬、顔貌変化を生じますが、無痛性開口障害の代表的原因ではありません。
e.咀嚼筋腱・腱膜過形成症
正しい。
選択肢冒頭の咀嚼筋腱・腱膜過形成症は、咀嚼筋の腱・腱膜の過形成により、徐々に進行する無痛性開口障害を生じます。
覚えるポイント
- 無痛性開口障害は骨性・機械的制限を考えます。
- 顎関節強直症、筋突起過長症、咀嚼筋腱・腱膜過形成症が代表です。
- 炎症性顎関節疾患では疼痛を伴うことが多くなります。