117C088|第117回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯科放射線学
上顎中切歯のデジタル画像検査において空間分解能が最も高いのはどれか。 1 つ選べ。
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正解: c
正答
c
この問題のポイント
歯の微細構造をみる空間分解能では、受像器を歯に近接できる口内法エックス線撮影が最も優れます。
解説
口内法エックス線撮影は小さな画素サイズと高い幾何学的鮮鋭度を持ち、歯槽硬線、歯根膜腔、初期隣接面齲蝕、根管充填などの細部評価に適します。
CTや歯科用コーンビームCTは三次元的位置関係に優れますが、口内法の面内空間分解能には及ばないことがあります。MRIは軟組織コントラスト、パノラマ撮影は広範囲のスクリーニングに優れます。
選択肢の確認
a.CT
誤り。
CTは三次元評価に有用ですが、上顎中切歯の微細な歯・歯周組織構造に対する空間分解能は口内法より低いです。
b.MRI
誤り。
MRIは軟組織コントラストに優れますが、歯の硬組織微細構造の空間分解能を競う検査ではありません。
c.口内法エックス線撮影
正答。最も高いです。
検出器を歯へ近接して撮影し、小さな画素で記録できるため、選択肢中で最も高い空間分解能を示します。
d.歯科用コーンビームCT
誤り。
歯科用コーンビームCTは三次元評価に優れますが、口内法の微細な二次元画像より空間分解能は低くなります。
e.パノラマエックス線撮影
誤り。
パノラマエックス線撮影は顎顔面全体を一度に観察できますが、拡大・歪みがあり空間分解能は口内法より低いです。
覚えるポイント
- 口内法は歯と歯周組織の微細評価に優れる。
- CBCTは三次元性、パノラマは広範囲性が利点。
- 空間分解能とコントラスト分解能を区別する。