117C054|第117回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯科補綴学
適合試験前後の義歯床粘膜面の写真(別冊No. 21)を別に示す。 調整が必要な部位はどれか。3 つ選べ。

3つ選択
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正解: a・b・e
正答
a、b、e
この問題のポイント
義歯床の適合試験では、試験材が強く薄くなった部位や抜けた部位を過圧部として調整します。
解説
適合試験材を義歯床粘膜面へ均一に塗布し、口腔内へ装着して軽く圧接します。取り出したとき、試験材が完全に消失して義歯床が露出する部位、極端に薄い部位は粘膜への過圧を示します。
正答となるア、イ、オを選択的に削合し、再度適合試験を行います。広範囲を一度に削ると支持と維持を損なうため、過圧部だけを少量ずつ調整します。
画像の確認
実画像では、適合試験後の白色材がア・イ・オの各部で強く擦れて薄くなり、他の標示部より床色が現れている。粘膜への過圧部としてこの三か所を削合する所見であり、正答a・b・eを支える。
選択肢の確認
a.ア
正しい。
アは適合試験材が消失または著しく薄くなった過圧部で、調整が必要です。
b.イ
正しい。
イも粘膜への過圧を示す部位で、選択的に削合します。
c.ウ
誤り。
ウは試験材が保たれており、本問で優先して削合する過圧部ではありません。
d.エ
誤り。
エは本問の適合試験で調整対象となる所見を示していません。
e.オ
正しい。
オは床面露出または試験材の著しい菲薄化を示し、調整が必要です。
覚えるポイント
- 適合試験材が抜けた部位は過圧部。
- 過圧部だけを少量ずつ削合する。
- 調整後は再度適合試験を行う。