117B061|第117回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
齲蝕検知液に用いられる染色成分はどれか。1 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: c
正答
c
この問題のポイント
齲蝕検知液は、感染象牙質に多い変性コラーゲンを染め分け、除去すべき象牙質の判断を補助します。
解説
齲蝕検知液の代表的な染色成分はアシッドレッドです。溶媒にはプロピレングリコールなどが用いられます。染色は細菌そのものだけを示すのではなく、コラーゲンの変性や多孔性に影響されるため、濃染部を無条件にすべて削除すると過剰切削となることがあります。
臨床では硬さ、色、湿潤性、窩洞部位などと合わせて感染象牙質と影響象牙質を判断します。
ひっかけポイント
プロピレングリコールは溶媒であり、染色成分そのものではありません。
選択肢の確認
a.フロキシン
誤り。
フロキシンは色素ですが、齲蝕検知液の代表的染色成分として選ぶものではありません。
b.エリスロシン
誤り。
エリスロシンはプラーク染め出し液などに用いられる色素です。
c.アシッドレッド
正しい。
アシッドレッドは齲蝕検知液の代表的な染色成分です。
d.メチルオレンジ
誤り。
メチルオレンジは酸塩基指示薬であり、齲蝕検知液の代表的染色成分ではありません。
e.プロピレングリコール
誤り。
プロピレングリコールは染色成分を溶かす溶媒として用いられます。
覚えるポイント
- 齲蝕検知液の染色成分はアシッドレッドである。
- プロピレングリコールは溶媒である。
- 染色だけでなく象牙質の硬さなども合わせて判断する。