117B054|第117回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯科放射線学
Sjögren 症候群の診断基準とされている耳下腺の画像所見はどれか。2 つ選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: d・e
正答
d、e
この問題のポイント
Sjögren症候群では、唾液腺の形態異常と機能低下を画像検査で評価します。
解説
出題時点の診断基準では、耳下腺造影でみられる点状、斑紋状、雲状などの造影剤貯留像と、唾液腺シンチグラフィでみられる取り込み・排泄機能低下が画像診断項目として用いられます。
超音波検査やMRシアログラフィも臨床で有用ですが、設問は診断基準に規定された所見を問うています。
ひっかけポイント
「Sjögren症候群でみられ得る画像所見」ではなく、「診断基準とされている所見」を選びます。
選択肢の確認
a.CT における脂肪変性
誤り。
CTで脂肪変性を認めることはありますが、出題時点の診断基準における代表的画像項目ではありません。
b.MR シアログラフィによる顆粒状像
誤り。
MRシアログラフィは非侵襲的に導管系を評価できますが、本問で問われる診断基準の所見ではありません。
c.超音波像における複数の低エコー領域
誤り。
超音波で不均一な低エコー領域を認めることはありますが、ここで選ぶ基準項目ではありません。
d.開口部からの造影検査における点状陰影
正しい。
開口部から造影剤を注入する唾液腺造影で、点状陰影などの特徴的所見を認めます。
e.唾液腺シンチグラフィにおける機能低下
正しい。
唾液腺シンチグラフィで集積や排泄の機能低下を評価します。
覚えるポイント
- 耳下腺造影では点状・斑紋状などの像をみる。
- 唾液腺シンチグラフィは機能低下を評価する。
- 診断基準の出題では出題時点の基準を優先する。