117B001|第117回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯科補綴学
インプラント義歯の上部構造装着に用いるのはどれか。1 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: d
正答
d
この問題のポイント
インプラント治療では、埋入手術に使う部品、治癒期間に使う部品、印象採得に使う部品、上部構造を固定する部品を区別することが重要です。
解説
インプラント補綴では、インプラント体の上にアバットメントを連結し、その上にクラウンやブリッジなどの上部構造を装着します。アバットメントスクリューは、アバットメントをインプラント体に締結するためのねじです。
印象用コーピングはインプラントの位置を模型へ移すために使います。カバースクリューとヒーリングキャップは治癒過程で用い、サージカルガイドプレートはインプラント埋入位置や方向を規定する手術用器具です。
歯科国試ではここを押さえる
「印象」「治癒」「上部構造の装着」「埋入手術」のどの段階で使う部品かを先に整理します。
選択肢の確認
a.印象用コーピング
誤り。
印象用コーピングは、インプラント体やアバットメントの位置関係を作業用模型へ移すための印象採得用部品です。上部構造の装着そのものには用いません。
b.カバースクリュー
誤り。
カバースクリューは、二回法などでインプラント体上部を覆い、骨内で治癒させる期間に用います。
c.ヒーリングキャップ
誤り。
ヒーリングキャップは、二次手術後などに周囲粘膜の治癒と形態形成を促すために用います。
d.アバットメントスクリュー
正しい。
アバットメントスクリューは、アバットメントをインプラント体に締結し、上部構造を支持する連結部を固定するために用います。
e.サージカルガイドプレート
誤り。
サージカルガイドプレートは、手術時にインプラントの埋入位置、角度、深さなどを誘導する装置です。
覚えるポイント
- アバットメントスクリューはアバットメントをインプラント体へ固定する。
- 印象用コーピングはインプラント位置を模型へ移す。
- カバースクリューとヒーリングキャップは治癒過程で用いる。