117A003|第117回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯科放射線学
正面頭部エックス線規格写真で評価できるのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: c・d
正答
c、d
この問題のポイント
正面頭部エックス線規格写真は、顔面骨格を正面から評価し、左右差と水平的な傾きをみる検査です。
解説
正面頭部エックス線規格写真〈正面セファログラム〉では、左右の眼窩、鼻腔、上顎骨、下顎骨、歯列などを同一条件で比較できます。そのため、顔面非対称、上下顎骨の左右的偏位、正中偏位、咬合平面の左右的傾斜の評価に有用です。
一方、口唇突出度や上下顎骨の前後的位置関係は側面頭部エックス線規格写真で評価します。アデノイド肥大も通常は側面像で上咽頭気道との関係を確認します。
選択肢の確認
a.口唇突出度
誤り。
口唇突出度は軟組織側貌を含む側面頭部エックス線規格写真で評価するのが基本です。
b.アデノイド肥大
誤り。
アデノイド肥大は上咽頭気道の前後径を観察しやすい側面像で評価します。
c.上下顎骨の対称性
正しい。
正面像では左右の上顎骨・下顎骨の位置を比較できるため、上下顎骨の対称性を評価できます。
d.咬合平面の水平的傾斜
正しい。
左右の基準点に対する咬合平面の高さを比較できるため、咬合平面の水平的傾斜を評価できます。
e.上下顎骨の前後的関係
誤り。
上下顎骨の前後的関係はSNA角、SNB角、ANB角などを用いる側面セファログラムで評価します。
覚えるポイント
- 正面セファロは左右差・正中・水平的傾斜をみます。
- 側面セファロは前後的・垂直的関係と側貌をみます。
- 撮影方向と評価できる空間方向を対応させます。