116D072|第116回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
定型発達の乳児において最も遅く認められるのはどれか。1 つ選べ。
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正解: e
正答
e
この問題のポイント
乳児の摂食機能は、原始反射が消失し、捕食、押しつぶし、すりつぶしへ段階的に発達します。
解説
口唇反射、探索反射、舌挺出反射などの原始反射は離乳開始前後までに弱くなります。その後、口唇でスプーンから食物を取り込み、舌と顎堤を使った処理を獲得します。
選択肢の中で最も遅いのは、乳臼歯部の顎堤による食物の粉砕です。これは舌の側方運動や顎の回旋運動が発達する、より後期の離乳段階でみられます。
選択肢の確認
a.口唇反射の消失
誤り。口唇反射の消失は乳児期早期の摂食機能発達に伴って起こります。
b.探索反射の消失
誤り。探索反射は出生後早期にみられ、離乳開始より前に消失していきます。
c.舌挺出反射の消失
誤り。舌挺出反射の消失はスプーン摂取開始の前提となる比較的早い変化です。
d.口唇によるスプーンの捕捉
誤り。口唇によるスプーンの捕捉は離乳初期から中期に獲得します。
e.乳臼歯部の顎堤による食物の粉砕
正しい。乳臼歯部の顎堤による食物の粉砕は、顎・舌運動が発達した後期に認められます。
覚えるポイント
- 原始反射の消失後に随意的摂食が発達します。
- スプーン捕捉より顎堤での粉砕が後です。
- 離乳は捕食、押しつぶし、すりつぶしの順に進みます。