116C083|第116回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
ヒトの舌背を主たる定着部位とするのはどれか。1 つ選べ。
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正解: d
正答
d
この問題のポイント
口腔レンサ球菌は菌種ごとに主な定着部位が異なり、Streptococcus salivariusは舌背と唾液に多く存在します。
解説
Streptococcus salivariusは出生後早期から口腔に定着し、舌背を主な生息部位とします。舌背の乳頭構造と唾液環境に適応し、口臭関連菌叢とも関係します。
S. mutansは主に歯面バイオフィルム、S. sanguinisも歯面に早期定着します。
選択肢の確認
a.Streptococcus mutans
誤り。Streptococcus mutansは歯面プラークに定着し、う蝕に関与します。
b.Streptococcus pyogenes
誤り。Streptococcus pyogenesはA群溶血性レンサ球菌で、咽頭炎などを起こします。舌背常在菌の代表ではありません。
c.Streptococcus sanguinis
誤り。Streptococcus sanguinisは歯面ペリクルへ早期に付着する常在菌です。
d.Streptococcus salivarius
正しい。Streptococcus salivariusは舌背を主たる定着部位とします。
e.Streptococcus intermedius
誤り。Streptococcus intermediusは口腔・咽頭・消化管などに存在し、膿瘍形成に関与しますが舌背の代表菌ではありません。
覚えるポイント
- S. salivariusは舌背。
- S. mutansとS. sanguinisは歯面。
- 菌名と定着部位・病原性をセットで覚える。