116C047|第116回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
骨伝導能を有する生体吸収性材料はどれか。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: a・d
正答
a、d
この問題のポイント
骨伝導能は、材料表面に沿って周囲骨が新生する性質です。生体吸収性と骨伝導性を併せもつリン酸カルシウム系材料を選びます。
解説
β-TCPと炭酸アパタイトはリン酸カルシウム系骨補填材で、骨形成細胞が侵入する足場となる骨伝導能をもちます。時間とともに破骨細胞や溶解によって吸収され、新生骨へ置換されます。
ポリ-L-乳酸やポリグリコール酸は吸収性高分子ですが、主に固定材や縫合材などとして用いられ、骨伝導性骨補填材ではありません。
選択肢の確認
a.β-TCP
正しい。β-TCPは生体吸収性をもち、骨伝導性の骨補填材として用いられます。
b.ポリ-L-乳酸
誤り。ポリ-L-乳酸は生体吸収性高分子ですが、骨伝導性を主作用とする骨補填材ではありません。
c.酸化セルロース
誤り。酸化セルロースは局所止血材であり、骨伝導性材料ではありません。
d.炭酸アパタイト
正しい。炭酸アパタイトは生体内で吸収・骨置換される骨伝導性材料です。
e.ポリグリコール酸
誤り。ポリグリコール酸は吸収性縫合糸などに用いられますが、骨伝導性は期待しません。
覚えるポイント
- β-TCPと炭酸アパタイトは吸収性骨補填材。
- 骨伝導は骨新生の足場となる性質。
- 吸収性であることと骨伝導性があることは同義ではない。