116A074|第116回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
肺コンプライアンスが高くなるのはどれか。1 つ選べ。
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正解: a
正答
a
この問題のポイント
肺コンプライアンスは、一定の圧変化に対して肺容量がどれだけ変化するかを表し、肺の膨らみやすさを示します。
解説
肺コンプライアンスは「肺容量変化 / 圧変化」で表されます。肺気腫では肺胞壁と弾性線維が破壊され、肺の弾性収縮力が低下します。そのため肺は膨らみやすくなり、コンプライアンスは高くなります。一方で息を吐き出す力が弱く、空気が肺内に残ります。
肺線維症や間質性肺炎、肺水腫では肺が硬くなり、コンプライアンスは低下します。
ひっかけポイント
肺気腫は「膨らみやすいが縮みにくい」状態です。呼吸が楽という意味ではありません。
選択肢の確認
a.肺気腫
正しい。
肺気腫では弾性収縮力が低下し、肺が膨らみやすくなるためコンプライアンスが高くなります。
b.肺水腫
誤り。
肺水腫では肺胞・間質に液体が貯留し、肺が硬くなるためコンプライアンスは低下します。
c.肺線維症
誤り。
肺線維症では線維化により肺が硬くなり、コンプライアンスは低下します。
d.間質性肺炎
誤り。
間質性肺炎では間質の炎症・線維化により肺の伸展性が低下します。
e.気管支喘息
誤り。
気管支喘息の主病態は気道抵抗の増大です。発作時の過膨張はあり得ますが、肺実質のコンプライアンス上昇を代表する疾患ではありません。
覚えるポイント
- 肺気腫では肺コンプライアンスが上昇します。
- 肺線維症・間質性肺炎・肺水腫では低下します。
- コンプライアンスと気道抵抗を区別します。