116A039|第116回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯科補綴学
部分床義歯製作のための技工物の写真(別冊No. 8)を別に示す。 矢印で示す装置の目的はどれか。1 つ選べ。

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正解: a
正答
a
この問題のポイント
部分床義歯の技工作業に用いる補助装置について、矢印部が作業中に模型や器具を安定させる役割をもつかを判断します。
解説
部分床義歯の技工作業では、模型や装置が動くと測定・形成の再現性が失われます。矢印で示す装置は作業対象を保持し、操作時の安定を得るためのものです。
画像の確認
実画像では、模型上の遊離端義歯に顎堤上の広いレジン床と反対側支台歯を把持するワイヤークラスプがあり、黄色矢印が両者を示している。離れた2点で支持・保持して作業中の義歯位置を安定させる構成であり、正答aを支える。
選択肢の確認
a.操作時の安定
正しい。
矢印の装置は、技工作業中の模型または構成体を安定させる目的で用います。
b.着脱の容易化
誤り。
義歯の着脱を容易にする形態や把持部を設けることが目的の装置ではありません。
c.咬合平面の設定
誤り。
咬合平面の設定には咬合床や咬合平面板などを用いますが、矢印部の主目的ではありません。
d.フェイスボウの固定
誤り。
フェイスボウは上顎模型の頭蓋・顎関節に対する位置関係を咬合器へ移すために用い、矢印部の目的とは異なります。
e.アンダーカット量の確認
誤り。
アンダーカット量の確認にはサベイヤーの分析桿やアンダーカットゲージを用いますが、矢印部の目的は操作時の安定です。
覚えるポイント
- 技工装置は固定・測定・移送のどの目的かを見分けます。
- 正答は操作時の安定です。
- 画像問題では接続部と作用方向を確認します。