116A016|第116回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯科放射線学
放射線によって誘発されるもののうち、確定的影響〈組織反応〉はどれか。 1 つ選べ。
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正解: a
正答
a
この問題のポイント
放射線影響は、しきい線量がある組織反応と、発生確率が線量とともに増える確率的影響に分けます。
解説
**確定的影響〈組織反応〉**は、一定のしきい線量を超えると発生し、線量が増えるほど重症度が増します。皮膚障害、粘膜障害、脱毛、白内障、不妊などが代表です。潰瘍は高線量による組織傷害として組織反応に分類されます。
一方、発癌と遺伝的影響は確率的影響で、しきい線量を仮定せず、線量が増えるほど発生確率が高くなると考えます。
放射線防護のポイント
組織反応は「重症度」、確率的影響は「発生確率」が線量に依存します。
選択肢の確認
a.潰 瘍
正しい。
潰瘍は高線量被ばくによる局所組織障害で、しきい線量をもつ確定的影響〈組織反応〉です。
b.骨肉腫
誤り。
骨肉腫は放射線誘発癌として確率的影響に分類されます。
c.白血病
誤り。
白血病は放射線による発癌の一つで、確率的影響です。
d.突然変異
誤り。
突然変異などの遺伝的影響は確率的影響として扱います。
e.扁平上皮癌
誤り。
扁平上皮癌は悪性腫瘍であり、放射線誘発癌としては確率的影響です。
覚えるポイント
- 潰瘍は確定的影響〈組織反応〉です。
- 発癌と遺伝的影響は確率的影響です。
- 歯科放射線利用では正当化と最適化を徹底します。