115D060|第115回 歯科医師国家試験 過去問
2種類のインプラント体の写真 (別冊No. 18 )を別に示す。 アと比較したイの構造の特徴はどれか。 1つ選べ。

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正解: d
正答
d
この問題のポイント
インプラント体とアバットメントの接合様式について、インターナルコネクションとエクスターナルコネクションの構造上の違いを比較します。
解説
画像のアはインプラント体内部にアバットメントが嵌合するインターナルコネクション、イは頸部上方の六角構造へアバットメントが嵌合するエクスターナルコネクションです。
インターナル型は嵌合部が深く、回転や側方力への抵抗、スクリューの安定性に優れる一方、インプラント体頸部の内部を削り込むため周囲の金属壁が薄くなります。エクスターナル型のイはインプラント体内部の削り込みが少なく、体部の金属厚を確保しやすいため、インプラント体自体には亀裂が入りにくい構造です。
画像の確認
実画像では、アは接合部がインプラント体内部へ深く入る円筒状の内部接合、イは頸部上に六角形の外部接合部が突出している。イは体内部の削り込みが少なく壁厚を保ちやすい形態であり、インプラント体に亀裂が入りにくいとする正答dを支える。
選択肢の確認
a.微小漏洩が少ない。
誤り。
精密な内部嵌合やテーパーを持つインターナル型のアで得られやすい特徴です。エクスターナル型のイをアと比較した利点とはいえません。
b.回転に対する抵抗力が強い。
誤り。
深い内部嵌合を持つインターナル型のアは、接合面で回転力に抵抗しやすい構造です。イに特徴的な優位性ではありません。
c.側方力に対する抵抗力が強い。
誤り。
インターナル型ではアバットメントがインプラント体内部で支持され、側方力を接合面に分散しやすくなります。これはイよりアに当てはまりやすい特徴です。
d.インプラント体に亀裂が入りにくい。
正しい。
エクスターナル型のイは内部接合孔による頸部金属壁の菲薄化が少なく、インプラント体の厚みを保ちやすいため亀裂が入りにくい構造です。
e.アバットメントスクリューが緩みにくい。
誤り。
インターナル型のアは深い嵌合によって回転・側方力を接合部でも受けやすく、スクリューへの負担を減らせます。イをアと比較した特徴ではありません。
覚えるポイント
- インターナル型は深い内部嵌合、エクスターナル型は頸部上方の外部嵌合です。
- 接合部の安定性はインターナル型、インプラント体壁の厚さはエクスターナル型が有利になりやすい構造です。
- 画像では六角部の位置と、インプラント体内部の削り込みを確認します。