115D061第115回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯科矯正学

Beckwith-Wiedemann 症候群でみられる不正咬合の改善を目的に行うのはどれ か。 1つ選べ。

解答・解説を見る

正解: a

正答

a

この問題のポイント

Beckwith-Wiedemann症候群の代表的口腔所見である巨舌と、それに起因する不正咬合への治療を結び付けます。

解説

Beckwith-Wiedemann症候群は過成長を示す先天性疾患で、巨舌、臍帯ヘルニアなどの腹壁異常、出生時過体重、低血糖などがみられます。巨舌による持続的な圧力は歯列弓の拡大、前歯部開咬、下顎前突様の咬合を生じさせます。

舌の大きさが呼吸、摂食、構音、歯列・顎顔面成長に大きく影響する場合、舌縮小術により機能と不正咬合の改善を図ります。

選択肢の確認

a.舌縮小術
正しい。
Beckwith-Wiedemann症候群の巨舌による歯列への圧力を減らし、開咬や下顎前突様咬合の改善を目的として行います。

b.口蓋形成術
誤り。
口蓋形成術は口蓋裂を閉鎖し、摂食や発音機能を改善する手術です。巨舌を原因とする不正咬合への治療ではありません。

c.咽頭弁形成術
誤り。
咽頭弁形成術は鼻咽腔閉鎖不全による開鼻声などの改善を目的とします。舌の過大による不正咬合には対応しません。

d.舌小帯伸展術
誤り。
舌小帯伸展術は舌小帯短縮症で舌運動が制限される場合に行います。Beckwith-Wiedemann症候群の問題は舌の大きさであり、舌小帯の短さではありません。

e.上唇小帯切除術
誤り。
上唇小帯切除術は高位付着や肥厚した上唇小帯が正中離開などに関与する場合に検討します。巨舌による不正咬合の原因治療にはなりません。

覚えるポイント

  • Beckwith-Wiedemann症候群では巨舌、過成長、腹壁異常、低血糖が重要です。
  • 巨舌は開咬、歯列弓拡大、下顎前突様咬合の原因になります。
  • 巨舌が機能と顎顔面成長へ影響する場合に舌縮小術を検討します。

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