115C004|第115回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
胃酸分泌を促進するのはどれか。 1つ選べ。
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正解: a
正答
a
この問題のポイント
胃酸分泌を促進する主要因は、ガストリン、ヒスタミン、アセチルコリンです。選択肢ではガストリンを選びます。
解説
胃酸は胃体部・胃底部の壁細胞から分泌されます。ガストリンは主に胃幽門前庭部のG細胞から分泌され、壁細胞を刺激するとともに、ECL細胞からのヒスタミン放出を促して胃酸分泌を増加させます。
胃酸分泌の代表的な促進経路は次の3つです。
- ガストリン:CCK-B受容体を介する
- ヒスタミン:H2受容体を介する
- アセチルコリン:ムスカリン受容体を介する
これに対し、セクレチンとソマトスタチンは胃酸分泌を抑える方向に働きます。
選択肢の確認
a.ガストリン
正しい。
胃のG細胞から分泌され、壁細胞への直接作用とECL細胞からのヒスタミン放出を介して胃酸分泌を促進します。
b.セクレチン
誤り。
十二指腸の酸性内容物に反応して分泌され、膵液や胆汁中の重炭酸イオン分泌を促進します。胃酸分泌は抑制する方向に働きます。
c.ソマトスタチン
誤り。
胃のD細胞などから分泌され、ガストリン分泌、ヒスタミン放出、壁細胞の胃酸分泌を抑制します。
d.コレシストキニン
誤り。
主に脂肪やアミノ酸に反応して分泌され、胆嚢収縮と膵消化酵素分泌を促進します。胃酸分泌を促進する代表的ホルモンではありません。
e.ノルアドレナリン
誤り。
交感神経系の神経伝達物質で、一般に消化管運動や分泌を抑制する方向に働きます。胃酸分泌の主要な促進因子ではありません。
覚えるポイント
- 胃酸分泌を促進する代表はガストリン・ヒスタミン・アセチルコリンです。
- セクレチンとソマトスタチンは胃酸分泌を抑制します。
- ガストリンはG細胞、ヒスタミンはECL細胞から分泌されます。