115B040第115回 歯科医師国家試験 過去問

基礎歯科医学生理・生化学・薬理

生理的年齢の評価に用いるのはどれか。 3つ選べ。

3つ選択
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正解: a・b・e

正答

a、b、e

この問題のポイント

生理的年齢は、暦上の年齢ではなく、身体の成熟度を表す指標です。歯 齢、骨年齢、第二次性徴の発現年齢を用いて評価します。

解説

同じ暦年齢でも、成長の速度や成熟の時期には個人差があります。そのため、成長発育や矯正治療の時期を判断するときは、生理的成熟度を示す複数の指標を用います。

歯 齢は、乳歯・永久歯の萌出状態や歯の石灰化・歯根形成段階から評価します。

骨年齢は、手根骨などの骨化状態や頸椎の成熟段階から評価します。顎顔面の成長余力を推定する際に重要です。

第二次性徴の発現年齢は、乳房発育、陰毛発生、初経、変声などの出現時期から性成熟の程度を評価します。身長の成長スパートとも関係します。

暦年齢は出生からの経過時間を表し、精神年齢は認知・心理的発達の程度を示す概念です。いずれも身体の生理的成熟度そのものではありません。

歯科国試ではここを押さえる
矯正治療では、暦年齢だけでなく骨年齢や第二次性徴を確認し、顎顔面成長を利用できる時期かを判断します。

選択肢の確認

a.歯 齢
正しい。
歯の萌出時期や石灰化・歯根形成段階から、身体発育の一側面を評価する生理的年齢の指標です。

b.骨年齢
正しい。
手根骨や頸椎などの骨成熟度から評価します。成長スパートや残存成長量の推定に用いられます。

c.暦年齢
誤り。
暦年齢は出生から経過した年数です。個人ごとの身体成熟の早い・遅いを直接表す生理的年齢ではありません。

d.精神年齢
誤り。
精神年齢は知的・心理的発達の程度を示す概念です。身体組織や性成熟の進み具合を示す生理的年齢とは異なります。

e.第二次性徴の発現年齢
正しい。
初経、変声、乳房発育などの発現時期は性成熟の指標であり、生理的年齢の評価に用いられます。

覚えるポイント

  • 生理的年齢の指標は、歯 齢・骨年齢・第二次性徴です。
  • 暦年齢は実年齢、精神年齢は心理・認知発達の指標です。
  • 成長期の矯正治療では、骨成熟と成長スパートの評価が重要です。

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