9AM29|第9回 公認心理師国家試験 過去問
保護観察所と連携し、更生保護を支え、非行のある少年に身近な存在として接し、話し相手になったり学習支援やスポーツをしたりするなど、同じ目の高さで一緒に考え、学び合うことを通じて、少年の立ち直りを支援するボランティア活動を行う人又は団体を表す用語として、最も適切なものを 1 つ選べ。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、非行のある少年の立ち直りを支援する更生保護領域のボランティア活動として、BBS 会を選べるかが問われています。
「同じ目の高さ」「話し相手」「学習支援やスポーツ」「少年の立ち直り支援」が手がかりです。
解説
BBS 会は、Big Brothers and Sisters Movement に由来する更生保護のボランティア活動です。非行のある少年や悩みを抱える少年に対して、身近な存在として関わり、話し相手、学習支援、スポーツ、交流活動などを通して立ち直りを支援します。
BBS 会の特徴は、指導者として上から教えるというよりも、兄や姉のような身近な立場で接し、同じ目の高さで一緒に考える点です。
保護観察所などと連携しながら、少年が孤立せず、社会とのつながりを回復していくことを支えます。
司法・犯罪領域での注意点
少年の立ち直り支援では、非行行為だけに注目するのではなく、家庭、学校、友人関係、地域、発達特性、生活困難などの背景を含めて理解します。
公認心理師は、司法・犯罪領域で支援に関わる場合、保護観察所、家庭裁判所、学校、福祉機関、医療機関、地域の支援団体との連携を意識する必要があります。
選択肢の確認
1.BBS 会
判定:最も適切。
BBS 会は、非行のある少年などに身近な存在として関わり、話し相手、学習支援、スポーツなどを通して立ち直りを支援する更生保護のボランティア活動です。本問の説明に合致します。
2.調停委員
判定:誤り。
調停委員は、家庭裁判所や簡易裁判所の調停手続において、当事者間の話合いを支援し、合意形成を促す役割を担います。少年の身近な話し相手や学習支援を行う更生保護ボランティアを表す用語ではありません。
3.民生委員
判定:誤り。
民生委員は、地域住民の生活上の相談に応じ、必要な支援や関係機関につなぐ地域福祉の担い手です。児童委員も兼ねていますが、本問で示された非行少年の立ち直りを同じ目の高さで支援する活動は BBS 会です。
4.更生保護女性会
判定:誤り。
更生保護女性会は、地域で犯罪予防活動や更生保護活動を行う女性ボランティア団体です。更生保護に関わる点では重要ですが、本問の「少年に身近な存在として接し、話し相手や学習支援、スポーツを行う」活動としては BBS 会が最も適切です。
5.社会福祉協議会
判定:誤り。
社会福祉協議会は、地域福祉の推進を目的とする民間団体で、住民活動、福祉サービス、相談支援などに関わります。非行少年の立ち直りを同じ目の高さで支援する更生保護ボランティア活動を表す用語ではありません。
覚えるポイント
- BBS 会は、非行のある少年の立ち直りを支援する更生保護のボランティア活動です。
- 特徴は、同じ目の高さで関わり、話し相手や学習支援、スポーツなどを行うことです。
- 更生保護女性会も更生保護に関わりますが、少年への身近な伴走支援としては BBS 会を押さえます。
- 司法・犯罪領域では、保護観察所や地域資源との連携が重要です。