7AM3|第7回 公認心理師国家試験 過去問
保護観察所に勤務し、精神障害者の保健及び福祉等に関する専門的知識に基づき、心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った人が社会に戻ることを促進するため、生活環境の調査、生活環境の調整、精神保健観察等の業務を主に行う職種として、適切なものを1つ選べ。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
この問題では、医療観察制度に関連する職種が問われています。
キーワードは、「保護観察所に勤務」「心神喪失等の状態で重大な他害行為」「生活環境の調査」「生活環境の調整」「精神保健観察」です。
解説
社会復帰調整官は、保護観察所に配置され、心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った人の社会復帰を支援する専門職です。
精神障害者の保健及び福祉等に関する専門的知識を用いて、生活環境の調査、生活環境の調整、精神保健観察などを行います。医療機関、地域の福祉機関、行政、家族などと連携しながら、対象者が地域で安定して生活できるように支援します。
公認心理師国家試験では、司法・犯罪領域と医療・福祉領域が交差する制度として、医療観察制度に関わる職種の役割を区別することが重要です。
ひっかけポイント
「保護観察所」とあるため保護観察官を選びたくなりますが、本問は精神障害者の保健福祉の専門性と医療観察制度における社会復帰支援が中心です。
選択肢の確認
1.保護司
判定:適切とはいえない。
保護司は、地域で更生保護を支える民間篤志家です。保護観察官と協働して対象者を支援しますが、保護観察所に勤務して精神保健観察等を主に行う専門職ではありません。
2.法務教官
判定:適切とはいえない。
法務教官は、少年院や少年鑑別所などで少年の教育、指導、支援に関わる職種です。心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った人の社会復帰調整を主に担う職種ではありません。
3.保護観察官
判定:適切とはいえない。
保護観察官は、保護観察所に勤務し、更生保護や保護観察を担当する国家公務員です。ただし、本問で示されている精神保健観察、生活環境の調査・調整を医療観察制度の中で専門的に担う職種としては、社会復帰調整官が最も適切です。
4.少年補導職員
判定:適切とはいえない。
少年補導職員は、警察などで少年の非行防止や補導、相談に関わる職種です。医療観察制度における社会復帰支援を主に担う職種ではありません。
5.社会復帰調整官
判定:最も適切。
保護観察所に勤務し、心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った人の社会復帰を促進するため、生活環境の調査、生活環境の調整、精神保健観察等を行います。問題文の説明に合致します。
覚えるポイント
- 社会復帰調整官は、医療観察制度に関わる保護観察所の専門職です。
- 生活環境の調査、生活環境の調整、精神保健観察が重要なキーワードです。
- 司法・犯罪領域では、保護司、保護観察官、法務教官、社会復帰調整官の役割を区別します。